結論:「帰ってください」は法的に有効。毅然と伝えてOK
外壁塗装の訪問販売がしつこくて困っている。
そんな状況でこの記事を読んでいる方もいるかもしれません。
結論からお伝えします。
「帰ってください」と言えば、それ以上居座ることは法律違反です。
特定商取引法では、消費者が断った後も勧誘を続けることを禁止しています。
遠慮する必要はありません。毅然と断って大丈夫です。
この記事では、
その場で使える断り方、帰らない場合の対処法、再訪問を防ぐ方法まで解説します。
その場で使える断り方フレーズ
訪問販売を断るときは、曖昧な表現を避け、はっきり伝えることが大切です。
| OK例 | NG例 |
|---|---|
| 「必要ありません」 | 「今はちょっと…」 |
| 「結構です」 | 「主人に聞いてみないと…」 |
| 「帰ってください」 | 「また今度でいいですか?」 |
| 「お断りします」 | 「検討しておきます」 |
曖昧な返事は「脈あり」と判断され、さらに粘られる原因になります。
最も効果的なのは「帰ってください」という明確な意思表示です。
この一言で、相手は法的に引き下がる義務が生じます。
「家族に相談します」は使い方に注意
「家族に相談しないと決められません」は有効な断り文句ですが、
言い方によっては「相談したら契約するかも」と思われます。
使うなら「家族に相談しますので、今日は帰ってください」と、
帰宅を促す言葉をセットで伝えましょう。
帰らない場合の対処法
断っているのに帰らない。これは明確な法律違反です。
特定商取引法第6条では、
消費者が「契約しない」という意思を示した後に勧誘を続けることを禁止しています。
また、退去を求められたのに居座る行為は、刑法の不退去罪に該当する可能性もあります。
具体的な対処ステップ
1. 再度「帰ってください」と伝える
「お断りしました。帰ってください」と、もう一度はっきり伝えます。
2. ドアを閉める
玄関先での対応なら、ドアを閉めて構いません。
相手が無理に引き止めたり、ドアを押さえたりすれば、それ自体が違法行為です。
3. 警察に連絡する
それでも帰らない場合は、警察に連絡して問題ありません。
「訪問販売の業者が帰ってくれない」と伝えれば対応してもらえます。
記録を残すことの重要性
スマホで録音・録画しておくと、後から証拠になります。
「記録を取っています」と伝えるだけで、相手が引き下がるケースも多いです。
後日また来た場合の対応
一度断った業者が、日を改めて再訪問してくることがあります。
基本はインターホン越しで対応
ドアを開ける必要はありません。
インターホン越しに「以前お断りしました」と伝えれば十分です。
それでも食い下がってくる場合は「これ以上来られると警察に相談します」と伝えましょう。
消費生活センターに相談
何度も来る、態度が威圧的、といった場合は消費生活センター(188)に相談してください。
業者への指導や注意をしてもらえることがあります。
訪問販売でやってはいけないこと
しつこい訪問販売に対応するとき、やってしまいがちなNG行動があります。
「見積もりだけなら」と話を聞いてしまう
「見積もりは無料ですから」と言われて話を聞くと、断りにくくなります。
見積もりを取る=契約に前向き、と解釈されるからです。
見積もりが欲しければ、自分で選んだ業者に依頼しましょう。
名刺やパンフレットを受け取る
受け取ると「興味がある」と判断され、後日また来る口実になります。
「必要ありません」と受け取りを拒否して構いません。
「屋根を点検させてください」に応じる
「近くで工事をしていて、
お宅の屋根が気になったので」というパターンは典型的な営業トークです。
点検と称して屋根に上がり、
「瓦がずれている」「このままだと雨漏りする」と不安を煽って契約に持ち込む手口があります。
無料点検のリスクについては
「無料点検・訪問営業の落とし穴|外壁塗装でよくある手口」で詳しく解説しています。
なぜ訪問販売はしつこいのか?業界の裏側
「なぜあんなにしつこいのか」と疑問に思う方も多いでしょう。
業界にいる立場から、その背景をお伝えします。
契約1件あたりの報酬が高い
訪問販売の営業マンは、歩合制で働いていることがほとんどです。
外壁塗装は1件あたりの単価が高いため、契約が取れれば数十万円の報酬になることもあります。
だからこそ、簡単には引き下がりません。
「押せば契約が取れる」という成功体験
残念ながら、粘れば契約が取れてしまうケースがあるのも事実です。
断られても押し続けて契約を取った経験があると、
「断られてからが勝負」という意識になります。
断られ慣れている
訪問販売は断られるのが当たり前の世界です。
10件回って1件契約が取れればいい、という感覚で動いているので、
普通の断り方では響きません。
だからこそ、「帰ってください」という明確な拒否が必要なのです。
本当に外壁塗装が必要か気になったら
訪問販売を断った後、「でも本当に外壁が傷んでいるのかも」と気になる方もいると思います。
訪問販売の指摘を鵜呑みにしない
訪問販売業者が「傷んでいる」と言ったからといって、それが事実とは限りません。
契約を取るために大げさに言っている可能性があります。
本当に気になるなら、自分で選んだ業者に点検を依頼しましょう。
複数社から見積もりを取る
外壁の状態を確認したいなら、複数の業者から見積もりを取るのが確実です。
1社だけだと比較ができませんが、2〜3社に見てもらえば、
状態の説明に一貫性があるか、金額が妥当かがわかります。
自分で業者を探す時間がない場合は、一括見積もりサービスを使うと効率的です。
まとめ
外壁塗装の訪問販売がしつこいときは、毅然と対応して問題ありません。
- 「帰ってください」と伝えれば、それ以上の勧誘は法律違反
- 曖昧な返事はNG。はっきり断る
- 帰らなければ警察に連絡してOK
- 再訪問にはインターホン越しで対応
- 「見積もりだけ」「点検だけ」に応じない
訪問販売がしつこいのは、それで契約が取れてしまうことがあるからです。
明確に断ることで、相手も諦めます。
外壁の状態が本当に気になるなら、自分のペースで業者を選びましょう。
焦って契約する必要はありません。


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