外壁塗装の工期はどれくらい?工程別スケジュールと注意点

外壁塗装のトラブル
  1. 結論|一般的な工期は10〜14日、天候と建物状況で変動する
  2. 外壁塗装の工程別スケジュール
    1. ① 足場設置(1日目)
    2. ② 高圧洗浄(2日目)
    3. ③ 下地補修(3〜4日目)
    4. ④ 養生(5日目)
    5. ⑤ 下塗り(6日目)
    6. ⑥ 中塗り(7日目)
    7. ⑦ 上塗り(8日目)
    8. ⑧ 点検・手直し(9日目)
    9. ⑨ 養生撤去(10日目)
    10. ⑩ 足場解体(11〜12日目)
    11. ⑪ 最終確認・引き渡し(13〜14日目)
  3. 工期が延びる主な理由
    1. 理由①:雨・湿度・気温
    2. 理由②:下地劣化の発覚
    3. 理由③:乾燥時間の確保
    4. 理由④:建物の規模と形状
  4. 生活への影響と注意点
    1. 洗濯物はいつ干せない?
    2. 窓は開けられる?
    3. 在宅・不在の違い
    4. 騒音・臭いの期間
    5. ペット・小さな子どもへの配慮
  5. 業者から提示された工期が妥当か判断するポイント
    1. 工程表を見せてもらう
    2. 極端に短い工期は疑う
    3. 天候による延期の説明があるか
    4. 複数社の工程表を比較する
  6. よくある質問
    1. Q. 工期が延びた場合、追加費用はかかりますか?
    2. Q. 工事中、家にいなくても大丈夫ですか?
    3. Q. 雨が続いて工期が大幅に延びました。これは普通ですか?
    4. Q. 「早く終わらせます」という業者は信頼できますか?
    5. Q. 工期中に旅行に行っても大丈夫ですか?
  7. まとめ|工期は家ごとに違う、早さより説明の丁寧さが大事
    1. 一般的な工期
    2. 工程の流れ
    3. 工期が延びる理由
    4. 生活への影響
    5. 工期の判断ポイント
  8. 最後に|一人で判断せず、家族と相談してください

結論|一般的な工期は10〜14日、天候と建物状況で変動する

外壁塗装の工期について、最初に結論をお伝えします。

  • 一般的な外壁塗装の工期は約10〜14日
  • 天候(雨・湿度・気温)によって延びることがある
  • 建物の規模や劣化状況で前後する
  • 下地補修が多ければ、さらに数日延びる
  • 工期が延びる=手抜きではない(むしろ、丁寧な証拠のことも)

ただし、理由の説明がないまま延びる工程表が出ない連絡が遅い場合は、

段取り不足の可能性もあるため確認が必要です。

私は建築会社の経営者として、これまで何百件もの外壁塗装工事に携わってきましたが、

施主の方から「思ったより長い」「いつ終わるのか不安」という声をよく聞きます。

確かに、外壁塗装は足場を組んでから解体するまで、2週間近く工事が続きます。

その間、洗濯物が干せなかったり、窓が開けられなかったり、生活に不便が生じることもあります。

しかし、この工期には明確な理由があります。

塗料を乾燥させる時間、雨天時の中断、丁寧な下地処理など、品質を保つために必要な時間なのです。

この記事では、外壁塗装の工程を一つずつ解説し、なぜこれだけの日数がかかるのか、

生活にどんな影響があるのかを、現場の立場から正直にお伝えします。

工期を理解しておけば、不安は大幅に減ります。


外壁塗装の工程別スケジュール

外壁塗装は、以下の工程で進みます。それぞれの工程の内容と日数を見ていきましょう。

① 足場設置(1日目)

所要時間:1日

工事の初日は、足場の設置です。職人が数名で、家の周りに足場を組み立てます。

工程の内容

  • 足場の組み立て
  • 飛散防止ネット(メッシュシート)の設置
  • 安全対策

生活への影響

  • 朝8時〜9時頃から作業開始
  • 金属音が響く(ハンマーで叩く音など)
  • 窓の外が足場とネットで覆われる
  • この日から家の周りが暗くなる

なぜ必要か

外壁塗装は高所作業です。足場がなければ、安全に作業できませんし、

仕上がりの品質も落ちます。「足場代を削って安くできないか」と考える方もいますが、

足場は絶対に必要な工程です。

足場は費用の中でも大きな割合を占めるため、「足場代を削れないか」と考える方もいます。
しかし、足場を省くと事故・仕上がり不良・近隣トラブルのリスクが一気に高まります。

実際にどんな問題が起きやすいのかは、
「外壁塗装で足場が必要な理由|足場代を削ると起きるリスク」
で詳しく解説しています。

② 高圧洗浄(2日目)

所要時間:1日

足場が組み終わったら、次は高圧洗浄です。

外壁に付着した汚れ、古い塗膜、コケ、カビなどを、高圧の水で洗い流します。

工程の内容

  • 外壁全体を高圧洗浄機で洗浄
  • 屋根も一緒に洗浄する場合が多い
  • 細かい部分は手作業で洗浄

生活への影響

  • 水の音が一日中続く
  • 窓に水がかかる音がする
  • まれに水が室内に入ることがある(窓の隙間から)
  • ベランダや庭も濡れる

なぜ必要か

古い汚れや塗膜が残っていると、新しい塗料が密着しません。数年で剥がれる原因になります。

高圧洗浄は、塗装の「土台作り」とも言える重要な工程です。

高圧洗浄を短時間で済ませたり、省略したりする業者も実際に存在します。
こうした手口は見た目では分かりにくいため、事前に知っておくことが重要です。

具体的な見分け方は、
「悪徳業者の典型的な手口(洗浄・下塗りの省略例)」
で解説しています。

注意点

高圧洗浄後は、外壁が濡れています。完全に乾燥するまで、次の工程には進めません。

天候によっては、1〜2日乾燥期間を設けることもあります。

③ 下地補修(3〜4日目)

所要時間:1〜2日(劣化状況による)

外壁が乾燥したら、次は下地補修です。

ひび割れ、欠け、サイディングの目地(シーリング)の劣化などを補修します。

工程の内容

  • ひび割れの補修(コーキング充填)
  • サイディングの目地の打ち替えまたは増し打ち
  • 欠けた部分の補修
  • 鉄部のサビ処理

生活への影響

  • 比較的静かな作業
  • シーリング材の臭いがすることがある
  • 窓の周りを補修する場合、窓が開けられない

なぜ必要か

下地が傷んだまま塗装しても、すぐにひび割れが再発したり、塗膜が剥がれたりします。

下地補修は、塗装の持ちを左右する重要な工程です。

劣化が多いと工期が延びる

現地調査では見えなかった劣化が、高圧洗浄後に見つかることがあります。

この場合、追加の補修が必要になり、工期が1〜2日延びることがあります。

これは手抜きではなく、むしろ丁寧な証拠です。見つかった劣化を放置する業者の方が問題です。

追加補修が必要になった場合は、必ず事前説明と見積もり確認を受けてください。
口頭だけで工事を進めるのはトラブルのもとです。

契約前に確認すべきポイントは、
「外壁塗装の契約書で必ず確認する項目(追加工事トラブルを防ぐ)」
で整理しています。

④ 養生(5日目)

所要時間:半日〜1日

下地補修が終わったら、養生(ようじょう)です。

塗料が付いてはいけない部分を、ビニールやテープで保護します。

工程の内容

  • 窓ガラス、サッシ、玄関ドアなどをビニールで覆う
  • 植木や車を保護
  • 地面に塗料が垂れないようシートを敷く

生活への影響

  • 窓が開けられなくなる
  • 家の中が暗くなる
  • 換気ができない
  • 室外機の位置や養生方法によっては、エアコンが使いづらくなることがあります。必要な場合は、事前に「工事中もエアコンを使いたい」と伝えると、吸排気を妨げない養生に調整してもらえることがあります。

なぜ必要か

養生をしないと、塗料が窓ガラスやサッシ、車などに飛散します。

後で拭き取ることは困難なので、事前に保護する必要があります。

原則として、養生期間中は窓を開けられないと考えてください。

現場によっては換気のために一部だけ開閉できるように養生することもありますが、

基本は不可です。

⑤ 下塗り(6日目)

所要時間:1日

いよいよ塗装が始まります。最初は「下塗り」です。

下塗りは、上塗り塗料と外壁の密着を良くするための工程です。

工程の内容

  • 下塗り材(シーラー、フィラー、プライマーなど)を塗る
  • 外壁全体に均一に塗る
  • 細かい部分は刷毛で、広い部分はローラーで塗る

生活への影響

  • 塗料の臭いがする
  • 窓は開けられない
  • 比較的静かな作業

なぜ必要か

下塗りは、塗装の「接着剤」のような役割を果たします。

下塗りを省くと、上塗り塗料が剥がれやすくなります。

外壁の状態によって、下塗り材の種類が変わります。

劣化が進んでいる場合は、吸い込みが多いため、下塗りを2回行うこともあります。

乾燥時間が必要

下塗りが終わっても、すぐに中塗りへ進めるとは限りません。

乾燥(インターバル)は塗料メーカーの仕様と、当日の気温・湿度・日当たりで変わります。

目安としては数時間〜翌日ですが、ここを守らないと塗膜の密着が悪くなり、

数年で剥がれる原因になります。

この乾燥時間を守らないと、塗膜の密着が悪くなり、数年で剥がれる原因になります。

⑥ 中塗り(7日目)

所要時間:1日

下塗りが乾燥したら、次は中塗りです。中塗りは、上塗りと同じ塗料を使うことが一般的です。

工程の内容

  • 上塗り塗料を1回目塗る
  • 外壁全体に均一に塗る
  • 塗りムラがないか確認しながら作業

生活への影響

  • 塗料の臭いがする(下塗りより強いことが多い)
  • 窓は開けられない
  • 色が付き始めるので、仕上がりのイメージが見える

なぜ必要か

「中塗りと上塗りは同じ塗料なら、1回でいいのでは?」と思う方もいますが、1回だけでは塗膜の厚さが不十分です。

適切な塗膜の厚さを確保するために、2回塗る必要があります。

これが「三度塗り(下塗り・中塗り・上塗り)」と言われる理由です。

乾燥時間が必要

中塗り後も、すぐに上塗りへ進めるとは限りません。

乾燥(インターバル)は塗料の仕様天候条件によって変わります。

目安としては数時間〜翌日で、同日に進める場合でも、

メーカーが定めた乾燥時間を満たすことが前提です。

⑦ 上塗り(8日目)

所要時間:1日

中塗りが乾燥したら、最後の上塗りです。これで塗装工程は完了します。

工程の内容

  • 上塗り塗料を2回目塗る
  • 塗りムラ、塗り残しがないか最終確認
  • 細かい部分の手直し

生活への影響

  • 塗料の臭いがする
  • 窓は開けられない
  • 仕上がりの色が確定する

なぜ必要か

上塗りは、塗装の「仕上げ」です。

中塗りで塗膜の厚さを確保し、上塗りで美観と耐久性を完成させます。

上塗りが終わると、ようやく外壁塗装の「塗る作業」が完了します。

乾燥時間が最も重要

上塗りが終わっても、すぐに養生を外したり、足場を解体したりすることはできません。

塗膜が完全に乾燥するまで、最低でも1日、天候によっては2〜3日待ちます。

この乾燥時間を守らないと、塗膜が傷ついたり、汚れが付着したりします。

⑧ 点検・手直し(9日目)

所要時間:半日〜1日

塗装が乾燥したら、次は点検です。塗りムラ、塗り残し、汚れなどがないか、細かくチェックします。

工程の内容

  • 全体を目視で確認
  • 塗りムラや塗り残しを手直し
  • 汚れや塗料の垂れを除去
  • 施主と一緒に確認することもある

生活への影響

  • 比較的静かな作業
  • 場合によっては窓が開けられるようになる

なぜ必要か

塗装が終わった段階で、細かい不具合に気づくことがあります。

この段階で手直しをしておけば、足場がある状態で対応できます。

足場を解体した後に不具合が見つかると、再度足場を組む必要があり、費用がかさみます。

⑨ 養生撤去(10日目)

所要時間:半日〜1日

点検・手直しが終わったら、養生を外します。

工程の内容

  • 窓ガラス、サッシ、玄関ドアのビニールを外す
  • テープの跡を綺麗に除去
  • 周囲の掃除

生活への影響

  • ようやく窓が開けられるようになる
  • 換気ができる
  • 家の中が明るくなる

注意点

養生を外した段階で、窓ガラスやサッシに塗料が付いていないか確認してください。

もし付いていたら、この段階で指摘すれば、業者が除去してくれます。

⑩ 足場解体(11〜12日目)

所要時間:1日

最後に、足場を解体します。

工程の内容

  • 足場の解体
  • 飛散防止ネットの撤去
  • 周囲の清掃
  • 資材の搬出

生活への影響

  • 金属音が響く(組み立てと同じ)
  • 朝から夕方まで作業
  • 足場がなくなり、開放感が戻る

なぜ最後か

足場があるうちに、最終確認や手直しを済ませておく必要があります。

足場を解体してから不具合が見つかると、再度足場を組むことになり、費用が大幅に増えます。

⑪ 最終確認・引き渡し(13〜14日目)

所要時間:半日

足場が解体されたら、最終確認です。施主と業者が一緒に、仕上がりを確認します。

工程の内容

  • 仕上がりの確認
  • 色ムラ、塗り残しがないか確認
  • 気になる箇所を指摘
  • 問題がなければ引き渡し

生活への影響

  • 通常の生活に戻れる
  • 洗濯物が干せる
  • 窓が自由に開けられる

注意点

この段階で気になる箇所があれば、遠慮せず指摘してください。

引き渡し後でも対応してくれる業者もいますが、できればこの段階で解決しておく方が安心です。

引き渡し後のトラブルを防ぐためにも、
「外壁塗装の保証内容|何年・どこまで保証される?」
を事前に確認しておくと安心です。


工期が延びる主な理由

予定通りに工事が進まないことは、珍しくありません。

工期が延びる理由を知っておけば、不安が減ります。

理由①:雨・湿度・気温

外壁塗装は、天候に大きく左右されます。

雨が降ったら

  • 塗装作業は中断
  • 高圧洗浄も中断(雨の日は乾燥が取れず、後工程に進めないため延期になることが多い
  • 乾燥時間が延びる

湿度が高いと

  • 塗料が乾きにくい
  • 塗膜の仕上がりが悪くなる
  • 乾燥時間を延ばす必要がある

気温が低いと

  • 塗料が乾きにくい
  • 特に冬場(5℃以下)は作業できないことも
  • 朝晩は作業せず、日中のみ作業

雨が続けば、工期は簡単に2〜3日延びます。

梅雨時期や秋の長雨シーズンは、特に延びやすくなります。

無理に進める方が危険

「雨でも塗装できますか?」と聞かれることがありますが、できません。

雨の中で塗装すると、塗料が流れたり、密着が悪くなったりします。

天候で工期が延びることは、決して手抜きではありません。

むしろ、天候を理由に工事を中断してくれる業者の方が、誠実です。

理由②:下地劣化の発覚

高圧洗浄後に、予想以上の劣化が見つかることがあります。

  • ひび割れが予想より多かった
  • シーリングの劣化が激しかった
  • 木部が腐っていた
  • 鉄部のサビが広範囲だった

こうした場合、追加の補修が必要になり、工期が1〜3日延びることがあります。

追加補修は必要な工事

「追加工事で費用が増えるのでは?」と心配される方もいますが、

見つかった劣化を放置する方が、後で大きな問題になります。

ただし、追加工事を勝手に進める業者には注意が必要です。

追加工事が必要になった場合は、必ず説明を受け、見積もりを確認してから承諾してください。

理由③:乾燥時間の確保

塗料は、乾燥時間を守らないと性能を発揮できません。

各工程の間には、以下の乾燥時間が必要です。

  • 高圧洗浄後:乾燥するまで(目安:1日〜)
  • 下塗り後:塗料仕様の乾燥時間(目安:数時間〜翌日)
  • 中塗り後:塗料仕様の乾燥時間(目安:数時間〜翌日)
  • 上塗り後:指触乾燥〜硬化まで(目安:1日〜数日)

天候が悪ければ、乾燥時間はさらに延びます。

早い=良い工事ではない

「10日で終わります」と言われても、実際には天候次第で12〜14日かかることがあります。

逆に、「7日で終わります」と言う業者は、乾燥時間を十分に取っていない可能性があります。

工期が短いことを売りにする業者には、注意が必要です。

理由④:建物の規模と形状

家の大きさや形によって、工期は変わります。

工期が長くなる家

  • 3階建て
  • 延床面積が広い(40坪以上)
  • 凹凸が多い
  • 付帯部(雨樋、破風、軒天など)が多い

工期が短くなる家

  • 平屋または2階建て
  • 延床面積が小さい(30坪以下)
  • シンプルな箱型
  • 付帯部が少ない

同じ「一般的な住宅」でも、形状によって2〜3日の差が出ることがあります。

工期が長くなる家ほど、足場・塗装面積・人件費が増えるため、費用も上がりやすくなります。

費用の内訳や適正価格の考え方は、
「外壁塗装の費用相場と内訳|なぜ金額差が出るのか」
で詳しく解説しています。


生活への影響と注意点

外壁塗装中は、生活にいくつかの制限が生じます。事前に知っておけば、対策ができます。

洗濯物はいつ干せない?

基本的に、養生期間中(5〜10日目頃)は干せません。

干せない理由

  • 塗料が飛散する可能性がある
  • 臭いが洗濯物に付く
  • ベランダが使えない

対策

  • コインランドリーを利用する
  • 部屋干しする
  • 浴室乾燥機を使う
  • この期間は洗濯を控える

業者によっては、「この日は洗濯物を干しても大丈夫」と教えてくれることもあります。

事前に確認しておくと安心です。

窓は開けられる?

養生期間中(5〜10日目頃)は開けられません。

開けられない理由

  • 窓がビニールで覆われている
  • 塗料が室内に入る可能性がある
  • 養生が剥がれる

対策

  • エアコンを使う(ただし、室外機が養生されている場合は使えない)
  • 扇風機で空気を循環させる
  • 工事前に十分換気しておく

夏場は特に厳しいため、工事時期を春や秋にずらすことも検討してください。

在宅・不在の違い

工事中、家にいる必要はありません。ただし、いくつか注意点があります。

在宅の場合

  • 職人の出入りがある
  • 音が気になることがある
  • トイレや水道は普通に使える
  • ただし、窓は開けられない

不在の場合

  • 鍵を預けるか、施錠しない窓を決めておく
  • 貴重品は家の中に入れておく
  • 連絡先を業者に伝えておく

不在でも工事は進みますが、何かあったときにすぐ連絡が取れる体制にしておくことをお勧めします。

騒音・臭いの期間

騒音が大きい工程

  • 足場設置(1日目):金属音
  • 足場解体(11〜12日目):金属音
  • 高圧洗浄(2日目):水の音

臭いが強い工程

  • 下塗り(6日目)
  • 中塗り(7日目)
  • 上塗り(8日目)

塗料の臭いは、水性塗料であれば比較的マイルドですが、

油性塗料(溶剤塗料)は臭いが強いです。

対策

  • 工事期間中は外出する
  • マスクを着用する
  • 事前に業者に「臭いの少ない塗料」を希望する

ペット・小さな子どもへの配慮

ペットがいる場合

  • 臭いに敏感なため、別の場所に預けることを検討
  • 工事期間中は室内で過ごす
  • 散歩の時間を工事の休憩時間に合わせる

小さな子どもがいる場合

  • 臭いや騒音で体調を崩すことがある
  • 工事期間中は実家に預けることも検討
  • 窓が開けられないため、室内の温度管理に注意

工事前に業者に伝えておけば、配慮してもらえることもあります。


業者から提示された工期が妥当か判断するポイント

業者ごとに工期や工程の考え方は大きく異なります。
一社だけの説明では「この日数が妥当かどうか」は判断できません。

実際には、
・工程表をきちんと出す会社
・天候による延期を前提に説明する会社
・乾燥時間をしっかり確保している会社
を複数社で見比べることで、丁寧さの違いがはっきり分かります。

工期や工程表を含めて比較したい場合は、
「外壁塗装の工程表つき見積もりを複数社から取り寄せる」
という方法もあります。

👉 外壁塗装の工程表つき見積もりを複数社から取り寄せる

業者から「○日で終わります」と言われたとき、その工期が妥当かどうかを判断するポイントです。

工程表を見せてもらう

誠実な業者であれば、工程表(スケジュール表)を見せてくれます。

工程表に記載されているべき内容

  • 各工程の日数
  • 雨天時の対応
  • 乾燥時間の確保
  • 予備日の設定

工程表がない、または口頭でしか説明しない業者は、注意が必要です。

極端に短い工期は疑う

「7日で終わります」「1週間で完成」といった短い工期は、以下の可能性があります。

  • 乾燥時間を十分に取っていない
  • 下地補修を省略している
  • 三度塗りではなく、二度塗りにしている
  • 雨天時の対応を考慮していない

早く終わることが必ずしも良いわけではありません。

天候による延期の説明があるか

「天候によって延びることがあります」と説明してくれる業者は、誠実です。

逆に、「絶対に○日で終わります」と断言する業者は、天候を無視して無理に進める可能性があります。

複数社の工程表を比較する

工期や内容が妥当か判断がつかない場合は、複数社の工程表を比較してみるのも一つの方法です。

A社が「10日」、B社が「14日」、C社が「7日」と提示してきた場合、

C社の7日は短すぎる可能性があります。

逆に、A社とB社は、ほぼ同じような工程を踏んでいることが分かります。

一括見積もりは「契約するため」ではなく、「比較材料を集める目的」で使うのが安全です。

複数の業者から工程表を集めることで、「この業者は丁寧そうだな」「この業者は急いでいるな」という違いが見えてきます。

一括見積もりは「そのまま契約するため」ではなく、
工程表や説明内容を比較するための資料集めとして使うのが安全です。

実際に、工程表の出し方を見るだけでも、
「この会社は丁寧そうだな」「この会社は急ぎすぎだな」
という違いが見えてきます。

👉 工程表を比較するために、外壁塗装の一括見積もりを使う


よくある質問

Q. 工期が延びた場合、追加費用はかかりますか?

A. 天候による工期延長だけであれば、通常は追加費用はかかりません。

ただし、高圧洗浄後に劣化が見つかり、追加の補修工事が必要になった場合は、
別途費用が発生することがあります。
その際は、必ず事前説明と見積もり提示を受けてください。

「追加工事の扱いは契約書で必ず確認してください」

Q. 工事中、家にいなくても大丈夫ですか?

A. 基本的には問題ありません。

外壁塗装は屋外作業が中心のため、不在でも工事は進みます。
ただし、緊急時に連絡が取れるよう、連絡先は必ず業者に伝えておいてください。

Q. 雨が続いて工期が大幅に延びました。これは普通ですか?

A. はい、珍しいことではありません。

特に梅雨や秋の長雨シーズンは、1週間前後延びることもあります。
雨の中で無理に塗装を進める方が、仕上がりや耐久性に問題が出やすいため、
延期する判断はむしろ適切です。

Q. 「早く終わらせます」という業者は信頼できますか?

A. 工期の短さだけを強調する業者には注意が必要です。

外壁塗装は、乾燥時間や下地補修を省くと不具合が起きやすくなります。
ただし、建物規模が小さい・付帯部が少ないなどの条件が揃えば、
比較的短期間で終わるケースもあります。

重要なのは日数ではなく、
「工程表に何が含まれているか」「乾燥時間をどう確保しているか」です。

Q. 工期中に旅行に行っても大丈夫ですか?

A. 可能ですが、最終確認の日には立ち会うことをお勧めします。
不在の場合は、家族や信頼できる人に立ち会いを依頼してください。

また、引き渡し後のトラブルを防ぐためにも、
事前に保証内容を確認しておくと安心です。

「外壁塗装の保証内容|何年・どこまで保証される?」


まとめ|工期は家ごとに違う、早さより説明の丁寧さが大事

外壁塗装の工期についてまとめます。

一般的な工期

  • 約10〜14日(天候・建物規模・補修内容で変動)
  • 天候が悪ければ、2〜3日延びることもある
  • 梅雨時期や秋の長雨シーズンは、さらに延びる可能性

工程の流れ

  1. 足場設置(1日)
  2. 高圧洗浄(1日)
  3. 下地補修(1〜2日)
  4. 養生(1日)
  5. 下塗り(1日)
  6. 中塗り(1日)
  7. 上塗り(1日)
  8. 点検・手直し(半日〜1日)
  9. 養生撤去(半日〜1日)
  10. 足場解体(1日)
  11. 最終確認・引き渡し(半日)

工期が延びる理由

  • 雨・湿度・気温
  • 下地劣化の発覚
  • 乾燥時間の確保
  • 建物の規模と形状

生活への影響

  • 洗濯物が干せない期間がある
  • 窓が開けられない期間がある
  • 騒音・臭いがある
  • ペット・小さな子どもへの配慮が必要

工期の判断ポイント

  • 工程表を見せてもらう
  • 極端に短い工期は疑う
  • 天候による延期の説明があるか確認
  • 複数社の工程表を比較する

もし、業者から提示された工期に少しでも不安を感じたら、
一社だけで判断せず、必ず他社の工程表とも見比べてください。

工期・工程・説明の丁寧さを比較するだけでも、
後悔する確率は大きく下がります。

比較用の資料を集めたい場合は、
「外壁塗装の見積もりを複数社から取り寄せる」
という方法もあります。

👉 外壁塗装の見積もりを複数社から取り寄せる


最後に|一人で判断せず、家族と相談してください

外壁塗装の工期は、家の大きさ、劣化状況、天候によって大きく変わります。

「一般的には10〜14日」と言われても、あなたの家が同じとは限りません。

大切なのは、業者が「なぜこの工期なのか」を丁寧に説明してくれるかどうかです。

工程表を見せてくれるか、天候による延期について説明してくれるか、

乾燥時間を十分に確保しているか。

こうした点を確認することで、誠実な業者かどうかが見えてきます。

逆に、「7日で終わります」「絶対に延びません」と断言する業者には注意が必要です。

外壁塗装は、天候に左右される工事です。

延びる可能性があることを正直に伝えてくれる業者の方が、信頼できます。

もし業者から提示された工期に不安を感じたら、一人で判断せず、必ず家族に相談してください。配偶者や子ども、兄弟姉妹に「この工程表、どう思う?」と聞くだけでも、冷静な視点が加わります。

特に、高齢のご両親や祖父母が工事を検討している場合は、

必ず家族が一緒に工程表を確認してあげてください。

「10日で終わります」と言われても、実際には2週間以上かかることもあります。

その間の生活をどうするか、家族で話し合っておくことが大切です。

工期は、家ごとに違います。早さより、説明の丁寧さを重視してください。

そして、不安なときは一人で抱え込まず、第三者の意見を聞くことも選択肢です。


この記事が、一人でも多くの方に届き、外壁塗装で後悔する人が減ることを、心から願っています。

正しい情報をもとに、納得のいく判断をしてください。

そして、不安なときは一人で抱え込まず、必ず誰かに相談してください。

あなたとご家族が、安心して外壁塗装を終えられることを願っています。

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